髙田太平洋・島サミット(PALM)担当大使のマラペ首相への表敬訪問

令和5年4月13日
マラペ首相と握手する髙田大使
会談の様子
左から、ウォヘング外務次官、ポマレウ首相府次官、マラペ首相、髙田大使、渡邊大使、丸尾次席
 4月3日、髙田太平洋・島サミット(PALM)担当大使は、渡邊大使とともにマラペ首相を表敬したところ、概要は以下のとおりです。

1 髙田大使から、マラペ首相の安倍元総理国葬儀の際の訪日を感謝するとともに、我が国は太平洋島嶼国を自由で開かれたインド太平洋(FOIP)協力の重点地域として挙げており、2025年のPNG独立50周年及び日PNG国交樹立50周年に向け、更なる二国間関係の協力に向けて取り組む旨表明しました。また、我が国支援で改修中のナザブ空港の名称をPNG政府として「トモダチ」を含む「ナザブ・トモダチ国際空港」と変更したことについても謝意を表明しました。

2 マラペ首相から、「トモダチ」の語は日本が大親友であるため付けたと述べるとともに、日本による同空港への支援、財政支援等について謝意を表明しました。また、2025年までには岸田総理にPNGを訪問していただきたい旨述べました。

3 髙田大使から、ALPS処理水の安全性について説明するとともに、他の太平洋島嶼国に対し、透明性ある科学的な説明を行う努力を重ねてきた旨述べました。

4 マラペ首相から、ALPS処理水の放出に関する技術力に責任を持ち、それを実施する日本を信頼している、日本が完全に安全基準を理解して行動し、自国の領海に汚染水を放出することはないという点をPIF諸国に対しても伝えたい旨表明しました。