草の根無償 「トパック橋梁整備計画(平成30年度)」及び同「タイヤ橋梁整備計画(令和元年度)」に関する供与式の実施について

令和5年3月3日
渡邊大使とイパタス知事によるリボンカット
写真はタイヤ橋。長さ39メートル。
被供与団体の方々と橋を視察
 令和5年2月9日、渡邊大使はパプアニューギニア山岳部にあるエンガ州ワペナマンダにおいて、イパタスエンガ州知事同席の下、草の根・人間の安全保障無償資金協力により日本政府が供与した2橋梁(合計約10億円、約333百万キナ)の供与式に出席しました。
 元々のタイヤ橋とトパック橋は1948年に建設されましたが、1970年代の洪水で主な部分が流されてしまいました。今般日本の無償資金協力により新たに架けられた鉄骨橋は、幅4.1メートル・長さ39メートルの新タイヤ橋と、幅3.3メートル・長さ33メートルの新トパック橋です。新タイヤ橋のおかげで、ヨゴス村と近隣30か村の人々約3万人が今後安全にタイヤ川を渡れるようになります。同様に新トパック橋のおかげでイマガポス村と近隣10か村の2万人の人々の生活が著しく改善されました。
 渡邊大使は、「これらのプロジェクトはPNGの長期開発計画であるPNGヴィジョン2050で謳われた「国家道路網強化を通じた国民支援」や、現政権の「コネクトPNG」政策に合致している」と述べました。
 この式典は、新聞・TV局計4社から報道関係者が参加した「プレスツアー」のプログラムの一部として開催されました。参加した報道関係者は参加した地元の人々に対するインタビュー等の取材を行いました。