令和元年度草の根・人間の安全保障無償資金協力「ワバグ・プライマリー学校整備計画」(引渡式の実施)について

令和5年3月3日
多くの生徒達に囲まれて会場に入場する渡邊大使とイパタス知事
校舎引渡しの記念プレートの除幕を行った渡邊大使とイパタス知事
経済社会開発計画プログラムによって印刷・配布された理数科教科書についてイパタス知事に説明する渡邊大使
 令和5年2月8日、渡邊大使はパプアニューギニア山岳部にあるエンガ州ワバクにおいて、イパタス同州知事と共に、我が国草の根無償資金協力制度により建設・設置された校舎(4教室・2教員準備室)の引渡式に出席しました。
 引渡式において、渡邊大使は「教育は単に知識を得るだけのためにあるのではない。未来のための投資である。このプロジェクトを通じ、教育分野を改善するためのPNG政府の努力を支援できることは日本政府として喜ばしい。」と述べました。
 また渡邊大使は、経済社会開発計画プログラムによって印刷・配布された理数科教科書についてイパタス知事に説明しました。日本は、小学3年から6年の算数と理科の教科書を教育省と共同開発の上、合計184万冊の教科書と8万冊の指導マニュアルを印刷してPNG全国に配布しました。うちエンガ州には教科書が約10万冊、指導書が約4千冊配布されています。   
 この式典は、新聞・TV局計4社から報道関係者が参加した「プレスツアー」のプログラムの一部として開催されました。参加した報道関係者は学校関係者や生徒、参列した地元の人々に対するインタビュー等の取材を行いました。