大使からの挨拶
令和6年1月1日

2024年明けましておめでとうございます。新年の冒頭に当たり、ご挨拶申し上げます。
昨年は、様々な場面でパプアニューギニアが国際社会からより一層注目を浴びる年となりました。1月のアルバニージー豪首相の訪問に始まり、モディ印首相による現職印首相として初めてとなる訪問(5月)、ジョコ・インドネシア大統領(7月)、マクロン仏大統領の訪問(7月)や米・豪との二国間安全保障協定の締結など、パプアニューギニアの地政学的重要性が再認識されたように感じます。
当国を初めとする太平洋島嶼国を巡る環境が急速に変化を遂げていくなか、日本としても秋本外務大臣政務官(8月、当時)、堀井巌外務副大臣(10月、当時)及びJICA田中理事長(4月)を始めとする政務要人による当地来訪や海上自衛隊護衛艦「いずも」の初寄港(7月)、米サンフランシスコで実施されたAPECの場における岸田総理とマラペ首相との会談(11月)等頻繁な交流が行われました。とりわけ、10月にはナザブ・トモダチ国際空港の開港式典が行われ、両国の友好関係を改めて強く印象付けることとなりました。
また、2020年よりコロナ禍の影響で不自由な状態が続いていましたが、両国における人的往来の制限が撤廃されて以降、両国間でビジネス、人的往来が徐々に回復してきております。
パプアニューギニアに在勤し、各地を訪問し、多くの方々にお会いして強く感じるのは、日本との間でこれまで培った関係の強さ、当国の多くの方々の親日感の強さです。それらは、これまでの産業界、援助機関、教育界等の多くの方々の不断のご努力に支えられたものであります。厳しい環境下で日々尽力されている皆様に感謝と敬意を表したいと思います。
本年は、我が国が3年に1度主催する第10回太平洋・島サミット(PALM10)やJICAによる対パプアニューギニア経済協力50周年を迎えるなど、外交上重要な節目を迎える年となります。とりわけPALM10はコロナ後初となる日本での対面開催となる予定で、マラペ首相を含むパプアニューギニア政府関係者が日本を訪問し、将来の日・パプアニューギニア友好関係の新たな一里塚となることを期待しております。そのため、当館としても皆様と共により一層の貢献を果たしていきたいと考えております。
最後に改めて本年が皆様にとり良い年となること、今年の干支にちなんで、龍が如く飛躍の年となることを願っております。
駐パプアニューギニア日本国特命全権大使
渡邊 信之
昨年は、様々な場面でパプアニューギニアが国際社会からより一層注目を浴びる年となりました。1月のアルバニージー豪首相の訪問に始まり、モディ印首相による現職印首相として初めてとなる訪問(5月)、ジョコ・インドネシア大統領(7月)、マクロン仏大統領の訪問(7月)や米・豪との二国間安全保障協定の締結など、パプアニューギニアの地政学的重要性が再認識されたように感じます。
当国を初めとする太平洋島嶼国を巡る環境が急速に変化を遂げていくなか、日本としても秋本外務大臣政務官(8月、当時)、堀井巌外務副大臣(10月、当時)及びJICA田中理事長(4月)を始めとする政務要人による当地来訪や海上自衛隊護衛艦「いずも」の初寄港(7月)、米サンフランシスコで実施されたAPECの場における岸田総理とマラペ首相との会談(11月)等頻繁な交流が行われました。とりわけ、10月にはナザブ・トモダチ国際空港の開港式典が行われ、両国の友好関係を改めて強く印象付けることとなりました。
また、2020年よりコロナ禍の影響で不自由な状態が続いていましたが、両国における人的往来の制限が撤廃されて以降、両国間でビジネス、人的往来が徐々に回復してきております。
パプアニューギニアに在勤し、各地を訪問し、多くの方々にお会いして強く感じるのは、日本との間でこれまで培った関係の強さ、当国の多くの方々の親日感の強さです。それらは、これまでの産業界、援助機関、教育界等の多くの方々の不断のご努力に支えられたものであります。厳しい環境下で日々尽力されている皆様に感謝と敬意を表したいと思います。
本年は、我が国が3年に1度主催する第10回太平洋・島サミット(PALM10)やJICAによる対パプアニューギニア経済協力50周年を迎えるなど、外交上重要な節目を迎える年となります。とりわけPALM10はコロナ後初となる日本での対面開催となる予定で、マラペ首相を含むパプアニューギニア政府関係者が日本を訪問し、将来の日・パプアニューギニア友好関係の新たな一里塚となることを期待しております。そのため、当館としても皆様と共により一層の貢献を果たしていきたいと考えております。
最後に改めて本年が皆様にとり良い年となること、今年の干支にちなんで、龍が如く飛躍の年となることを願っております。
駐パプアニューギニア日本国特命全権大使
渡邊 信之