渡邊大使のマダン州立総合病院訪問(UNICEFを通じたコールド・チェーン構築支援)

令和4年3月28日
氷だけで通常30日間のワクチン保管が可能に
データ管理システムにより無駄のない管理が可能に
主病棟は築28年と思えないメンテナンスぶり
 日本は、パプアニューギニアにおける新型コロナワクチン対応を様々な形で支援してきています。その中心事業は、低温保管が求められるコロナ・ワクチンの保管と遠隔地への輸送を可能とする「コールド・チェーン網」の構築です。第1次支援では保冷箱334個、データ管理用タブレット300台、温度センサー500台他を、第2次支援では冷蔵庫175台、車両30台、焼却炉6台等による支援を行っています。
 3月22日、渡邊大使は、プロジェクトの現状や効果を把握するため、18個の保冷箱等が配備されたマダン州立総合病院(Modilon General Hospital)を訪問し、病院や、実施主体であるユニセフ関係者と意見交換を行いました。また、過去に日本が供与し、今でも大切に使われている主病棟(1994年完成)や、緊急治療用機材を視察しました。
 この訪問は、新聞・TV局計4社からの報道関係者が参加した「プレス・ツアー」の一環として行われたものです。報道関係者は、マダン州保健局の担当者や、プロジェクトを担当するユニセフの関係者へのインタビューなどの取材を行いました。